介護の求人・転職募集は【介護求人パーク】

正看護師とは、どんな資格?

正看護師とは、どんな資格?

看護師(正看護師)は、医師の診察や治療の補助、患者のケアをする専門職です。病院やクリニックだけでなく、老人ホームやデイサービス、訪問看護など、介護現場でも活躍。介護職から看護職に転職する人もいます。
このページでは、正看護師の資格内容・メリット・受験資格・合格難易度・取得後の転職のコツなどをご紹介します。

関連記事:看護師転職サイトおすすめランキング比較16選【失敗しない選び方も解説】

「看護師(正看護師)」とはどんな資格?

看護師は、「保健師助産師看護師法」によって定められた資格で、厚生労働省がその国家試験を施行しています。

この資格のある者に、患者の療養上の世話や診療の補助を行うことが定められています。具体的には、血圧、体温、脈などの測定、注射、点滴、採血などの治療の補助、食事やお風呂、ベッドメーキングなどの身のまわりの世話などを行います。

その他、大学病院や総合病院などの大手病院では、手術の補助を専門とする看護師や、ICUやがんの専門看護師もおり、専門性が求められます。

また、病院でも在宅医療でも、医師や薬剤師、栄養士など専門家でチームを組んで治療を行う「チーム医療」が進んできています。看護師はその中でも、患者と最も接点がある医療従事者として、重要な役割を担ってきています。

こうした環境下で適切な診療や治療の補助を行うためには、正確な知識や技術が必要。そのため、看護師になるには、高校の看護科や看護学校などで専門的な養成教育を受け、卒業後に国家試験に合格することが義務付けられています。

昨今は、一度社会人になってから、看護師資格を取得する人も多くなっています。また、介護職から看護職へと転職する人もいます。
ここでは、そうした資格取得希望者も視野に入れて説明します。

なお、病院や介護老人保健施設などで、看護師のサポートをする職種には「看護助手」もあります。看護助手は、看護師の資格は必要ありません。名前の通り、看護師の助手という位置づけとなり、国家資格を有している必要はありません。

「看護師」を取得するメリットは?

需要が高く、一度資格を取得すれば、ほぼ確実に仕事ができる

看護師(正看護師)は国家資格であり、人の命に関わる仕事をする資格でもあります。そのため、取得するには学校に通学し、医学や看護学などをしっかりと学び、試験に臨むことを求められます。
知識・技術ともに質の高い内容を学ぶため、資格取得までには多大な努力が必要です。

が、一度資格を取得してしまえば、確実に求人があります。むしろ看護師不足に悩む病院は多く、その需要の高さは、今後も下がる気配がありません。

給料がいい、自由がきく

とても専門性の高い仕事なので、一般の仕事に比べて給料が高い場合が多いです。
日本看護協会の調査では、看護職(保健師、助産師、看護師、准看護師)について、2013 年1月支給分の給与総月額の平均は37万4,298 円でした。「30~35 万円未満」が21.5%で最も多く、40 万円 未満で全体の約6割を占めます。【表1】。

給料がいい、自由がきく

公益社団法人 日本看護協会 「2012 年 病院勤務の看護職の賃金に関する調査報告書」より

就労の条件を出しやすく、転職もしやすい

また、働き方や勤務時間の融通がききやすいのも特長です。正社員だけでなく、パート、派遣など、さまざまな働き方があるため、「介護をしているので夜勤ができない」「小さな子どもがいるので週に1回だけ働きたい」など、自分の条件に合うところを見つけることができます。

転職が複数回あってもそれほどデメリットにならず、出産・育児などでのブランクも気にしない求人先は多いです。

高い専門性をもって、仕事ができる

看護師は国家資格であり、資格保持者はみな、この資格を取得するために3年ないしは4年勉強を重ねて来ています。誰もができる仕事ではなく、とても専門性の高い仕事です。その自負が、仕事への誇りや緊張感となり、仕事への満足にもつながります。

仕事では医療の最先端に触れることも多く、医師との仕事、会話の中にも医療知識が求められます。資格取得後も、学び続ける必要がありますが、健康でさえあれば70代でも現役で活躍できます。得られることが多く、自分の仕事の専門性の高さに満足できるでしょう。

人の命に寄り添う、という使命感がある

看護師は、患者さんの健康を守ったり、精神面をケアしたりと、生活を支え命に寄り添う仕事です。実際、勤務している間に、危篤状態の人の命が助かる、手術によって病気が治る、最期の瞬間に立ち会う、という経験を数多くします。看護師を希望する人の多くは、「人の役に立ちたい」という使命感を持っています。この使命感を十分に活かし、社会に貢献できる仕事内容です。

「看護師」が活躍できる職場は?

一番多い看護師の活躍の場は、やはり病院です。大きな総合病院や大学病院では、最先端の医療の真っただ中で仕事をします。家の近くのクリニックなどに勤務する場合は、生活とのバランスをとりながら、医療に従事することが出来ます。

そのほか、高齢化社会の中で、最近注目されているのが、訪問看護事業所に勤務する訪問看護師。高齢者の家を定期的に訪問し、健康管理や病気の発見・ケアなどに寄与します。在宅診療の医師や介護職のヘルパーなどとも連携しながら仕事を進めます。

また、これとは別に、老人ホームやデイサービスなどの介護施設で働く看護師も、需要が高まっています。

他の活躍の場としては、保育園もあり、常駐で働く人も多いです。
また、看護学校などで教鞭をとる、医療機器メーカーや製薬会社に所属して、製品の説明や使用方法などのレクチャーをするなどの仕事もあります。

「看護師」の受験資格・試験内容・合格難易度とは?

年1回、2月に国家試験があります。詳しい内容は以下のとおりです。 

主な受験資格

次のいずれかに該当する者。

  • 文部科学大臣の指定した大学において看護師になるのに必要な学科を修めて卒業した者
  • 文部科学大臣の指定した学校において3年以上看護師になるのに必要な学科を修めた者
  • 都道府県知事の指定した看護師養成所を卒業した者
  • 免許を得た後3年以上業務に従事している准看護師、又は指定大学、指定学校又は指定養成所において2年以上修業した准看護師

*そのほかにも受験可能な資格ルートがあります。詳細は、厚生労働省の看護師国家試験の施行に関するぺージをご確認ください。

試験の内容・試験日

全国で11箇所の都道府県にて毎年2月、年1回の試験があります。

試験科目は以下のような内容です。

  • 人体の構造と機能
  • 疾病の成り立ちと回復の促進
  • 健康支援と社会保障制度
  • 基礎看護学
  • 成人看護学
  • 老年看護学
  • 小児看護学
  • 母性看護学
  • 精神看護学
  • 在宅看護論及び看護の統合と実践

合格難易度と合格率

毎年のデータが出ていますが、だいたい90%ぐらいの合格率で、非常に合格率は高いです。
振り落とすための試験ではありません。

「看護師」の上手な転職のコツ

看護師はやりがいのある仕事ですが、子育てとの両立に悩んだり、夜勤や頻繁に変わるシフトで体を壊す人もいます。また、責任が重く緊張感の高い仕事でもあり、医師を中心とし、多様な患者さんやその家族との人間関係に疲れてしまうケースもあります。

看護師は、勤務する施設や診療科目によって、忙しさや仕事内容が大きく変わります。多忙すぎない職場で働きたいと思った場合や、ワークライフバランスを重視する場合に、転職先として人気なのが訪問看護事業所や、老人ホームなどです。
訪問看護は、高齢者の自宅を訪ねて健康管理や病気の治療に寄与します。老人ホームの看護師は、ホームで生活する高齢者の健康管理が仕事です。
昼間の勤務が多く、大きな病院のような変化の大きなシフトは組まれない傾向です。

訪問看護の場合、自分の生活リズムを大事にし、都合のいい日にちや時間帯だけ、パートタイムで勤務することも可能です。体力に自信がない、大人数とのコミュニケーションが苦手という人には最適と言えるでしょう。

ただ、24時間で見守りをする訪問介護事業所もありますし、看護師にも夜勤を求める老人ホームもあります。自分が「これだけはゆずれない」という勤務条件をはっきりさせた上で、職場を選びましょう。全体的に看護師は人手不足です。事情を聴いてくれ、なるべく意向に沿った働き方にしてくれるところも多いでしょう。

また、看護師のキャリアアップとして、専門看護師、認定看護師など、日本看護師協会が認定する看護の上位の資格を取得するのもおすすめです。さらに、保健師、助産師、ケアマネージャーなど、専門性の異なる更なる資格を取得し、仕事の幅を広げるのも可能です。

介護求人パークでは、求人情報をいろんな条件で絞り込みできます!

平日勤務・無資格OK・オープニング募集などの“こだわり条件”や、時給1200円以上・月給25万円以上など“希望給与”でも検索OK。
もちろん、デイサービス・特別養護老人ホームなどの“施設形態”や、社員・パート・派遣など“雇用形態”、介護職・ケアマネージャーなどの“職種”でも探せます!